知っているようで知らない、でも基礎的すぎて聞きにくいことって多いですよね。
今回はマイクケーブルについてまとめました。
マイクケーブルを選ぶ際、気をつける事は2つだけ
マイクケーブルって、同じメーカーでも似たようなものがたくさんあって、どれが本当に選びたいものか意外にわかりにくいものですよね。
基本的には、「端子の形状」「ケーブルの長さ」の2点だけに絞って選べば、ほぼ間違うことはありません。
それでは、その2点について、どんなところを見たらよいか説明していきますね。
①端子の形状
はじめてマイクケーブルを探そうとした時、上記の画像のようにいろんな端子があるのでわかりにくいですよね><
まず、端子を理解すればケーブル知識はほぼクリアしたと言っても過言ではありません。
まず、マイクケーブルで必ず決まっている基本的なことが1つあります。
マイク側の端子は必ずXLRオスという端子なので、マイクケーブル側は必ずXLRメスという端子でつないであげないといけません。
なんと!マイクケーブルの片側は1種類しかないんですね!
後はその反対側の方だけ考えればよいので、マイクケーブルは実は簡単なんです。
しかも、端子の種類は基本は4種類しかありません。なのでマイクケーブルも4種類ということになりますね。
マイクを接続するオーディオインターフェース側にどんな端子がついてるかによって、選ぶケーブルが決まります。
それでは、それぞれケーブルの画像見ていきましょう。
画像を見ながら説明していくので、あなたの持っている機材とこのページの端子の画像を照らし合わせて必要なケーブルを選んでくださいね。
XLR(キャノン)の場合
下記の画像ような端子をXLR端子と呼びます。別名キャノンと呼ばれることもありますね。
オーディオインターフェース側に、2cmくらいの穴に小さな穴が3つあいた端子があればXLR端子で接続できます。
XLRの呼び方ですが、3本の突起が出ている方を「XLRオス」、3つの穴があいている方を「XLRメス」と呼びます。
マイクケーブル側(XLRオス)
オーディオインターフェース側(XLRメス)
標準フォーンプラグの場合
下記の画像ような端子をフォーンプラグやフォンプラグと呼びます。
オーディオインターフェース側に、7mm~8mmくらいの穴があればフォーン端子で接続できます。
マイクケーブル側
オーディオインターフェース側
RCAの場合
下記の画像ような端子をRCA端子と呼びます。
オーディオインターフェース側に、6mm~7mmくらいの突起の中に3mmmくらいの穴があるのですが、この端子があればRCA端子で接続できます。
マイクケーブル側
オーディオインターフェース側
ステレオミニプラグの場合
下記の画像ような端子をステレオミニプラグと呼びます。
オーディオインターフェース側に、3mmくらいの小さながあればステレオミニプラグで接続できます。
マイク側のXLRオスの反対側がステレオミニピンになっているケーブルは少ないので、標準ミニプラグをステレオミニプラグに変換するプラグを使うことが多いです。
マイクケーブル側
オーディオインターフェース側
パソコンに直接につなぐ場合のケーブル選び
パソコンに直接つなぐ場合は、パソコンの標準がステレオミニプラグのみなので、ステレオミニプラグのものを買うか、標準フォーンプラグをステレオミニプラグへの変換プラグを使うかどちらかになります。
ステレオミニプラグの場合は、上記の画像と同じです。
最近はUSB接続のマイクも増えてきましたね!これもかなり便利だと思います。
②ケーブルの長さ
ケーブルの長さも重要です。
機材同士の距離が2メートル弱だった場合、2メートルのケーブルを選ぶと、あと数センチ足りない、、、ギリギリ届いたけどすぐ抜けてしまう、、、なんて事が起きて大変なことになります。
端子の形などにより、少しケーブルを回り込ませないといけないため、実質の長さよりも少し多めに必要になることが大半です。
機材の距離が2メートルだった場合、最低でも2.5メートル、できれば3メートルくらいはほしいところです。
ですが、あまり長いのは選ばないようにしてください。
大体ですが、5メートルを越えたあたりから長さによる音の劣化が見え始めます。極端に音が悪くなると言うわけではありませんが、せっかくなら劣化の少ない良い音にしたいですよね。
必要なケーブルは、長い方がよいけれども、長すぎるとNGです。
まとめ
マイクケーブル最大のポイントは、マイク側の端子は必ず一種類しかないので、接続される側の機器によって必要なケーブルを選ぶということです。
それをもとに、最適な長さを選んでください。
マイクケーブルで困っている人がいたら、教えてあげてくださいね。