歌ってみたで有名な歌い手の中に、プロ顔負けの実力を持っている人も、ほんの一握りだけでですが見かけることがありますよね。
ボカロでは市販のメジャーソングでは見かけない、尖った部分を前面に出した楽曲とあいまって、とても刺激の強い光を放っています。
恐らくそういった歌や音楽にはまった人もたくさんいるでしょう。
でも、そういった人の心につき刺さる歌を歌える人は、実生活では『わがまますぎる』とか『我が強すぎる』とか『必要以上に前へ出たがる』とか批判されることが多いです。
若気の至りと言われてしまうところですね。
ですが、、、
我が強く、グッと前へ出てくる歌はとても魅力的です。
そういう鋭利な部分を全面に出せる歌を歌える人は、日常生活でもどこか尖ったところが少なからずあるのですね。
リスナーも、キレイで大人しくまとまった歌を求めてるわけではないので、多少は許してあげてほしいところはあります。
(人間として行き過ぎて社会問題になった人は完全にNGです!それは別問題です)
僕がこう言うと、「いや、人としてまともで無い人の歌は聴けない!」「歌を歌う前に人でなければならない!」と言われることも多々あります。
ですが、こういう考えもあると頭の片隅において置いてください。
人の心に響く尖った歌を歌える人は、人生においてもたくさん批判をもらってしまうし、たくさんの失敗をします。
そのたくさん失敗をしたことから、人に傷つけたり迷惑をかけたりすることも多々あります。
でも、逆に捉えると、相手の気持ちがわかる機会も人よりもたくさんあるということになります。
そうすると、自然と良いことと悪いことの境目がたくさん見えてきます。
若い時尖っていたロックシンガーも、30代40代になって丸くなっていく人も多いですよね。
でも、そういった歌い手は、丸くなっても尖った部分は決して消えることはありません。
音楽の中で、何年経っても生き続けるのです。
その人生経験と尖った部分が融合し、時間と共により魅力的な歌となっていきます。
歌ってみたの世界が今後もっと発展してくために、少し長い目でみてあげる目線もあってもよいかなとは思っています。