防音室を作ってみる③ 制作スタート | 歌ってみたを10倍良くする方法

防音室を作ってみる③ 制作スタート

遅くなりましたが、3回目にしてようやく実際の防音室の制作に入ります。

今回からかなり実践的な内容になっていきます。

実際に製作してみる

さて、準備期間があまりにも長かったですが、実際に作っていきましょう!

正直なところ、初めて作るにしてはちょっと大掛かり過ぎたかな、、、と思いつつも、なぜか完成させる自信がありました。

入念な下調べが完成形を予想させるのか、ただの意味のない自信なのかは不明です笑

まずは、防音室の床から作る

まず、土台となる床から作っています。防音室の土台となるので、一番しっかりと作って行かなかればなりません。

床板となる厚さ3cmのベニヤ板(90cm×180m)2枚を、防音室を設置する予定場所に並べます。下記の図の位置ですね。

図では隙間が開いているように書いていますが、もちろん隙間は空かないように並べます。2枚の厚いベニヤ板の間に音が漏れないように、しっかりとシリコンと防音シートで完全に隙間をふさいでしまいます。。

ここは、写真を撮り忘れましたので画像のみでご容赦ください涙

注意点

ちなみに、90cm×180mの板の大きさは、普通のマンションに入るにはギリギリの大きさでした。 あと5cm大きければ入りませんでした。マンションによっては、入り口の大きさや部屋の構造によって大きさや角度等が違うので、購入前に寸法をしっかりと測って、搬入のシミュレーションをしておくことをオススメします。

床は、浮き床(二重床)構造にする

音の性質として、音は下に漏れる音は低音成分が多く、一番防音しにくい方向になります。

なので、今回は床に一番厚い板を使っています。

今回の床の構造ですが、10cmの空気層を作るため、下の床(ベニヤ板)と上の床(パーチクルボード)と2重の床をつくります。

本来は、下の床と上の床の間に設置面がない浮き床がベストなのですが、さすがにそこまでの技術はないので、できるだけ設置面が少ないセミ浮き床構造にすることにしました。

そしてこの空気層に、吸音材であるロックウールを敷き詰めて、吸音できるようにします。

浮き床(二重床)構造のつくり方

実際はどのように浮き床(二重床)構造にするかと言うと、ベースとなる床板の上に、DIYでよく使われるツーバーフォー木材(約4cm×9cm)を縦に置き、その上に床を作る構造にします。

そうすると、下記画像のように空気層ができるようになります。

この上に、さらにパーチクルボードを置くと二重床になりますね。

こうやって縦に板を置いて、さらにその上に床が置けるよう、クロスになるように細長い板を置きます。そして、上の床の設置する面には防振ゴムを敷き、できるだけ振動をカットできるようにしました。上の図で、黒いゴムがそれにあたります。

一度、ここで上の床になる予定の、パーチクルボードを仮置きしてみます。そうすると、下記の図のようにちゃんと綺麗な空気層ができることを確認できました。

安定感もかなりしっかりしています。床の構造は見事に成功しそうです。

問題なさそうなので、次はこの空気層に、ロックウールを敷き詰める作業に入ります。

吸音材(ロックウールを敷き詰める)

吸音材の威力

それでは、吸音材のロックウールをこの空気層に敷き詰めていきます。

その前に、なぜ吸音材を入れなければならないかをここで簡単に説明します。

もし、吸音材をいれずに床の空気層を閉じてしまうと、音がこの空気層で音が何度も反響し、逆に音が大きくなってしまいます。

お風呂などで、堅い壁に音が反射して小さな歌で歌っても、かなり遠くまで音が聞こえてしまうのと同じ原理です。

それを防ぐために、中で反響した音を吸収してくれるのがこの吸音材のロックウールです。これのおかげで、厚い板によって遮音された音が吸収され防音されるのですね。

ちなみにこの空気層は、上の床と下の床の距離が長くなればなる程、より低い音まで防音できるようになります。

今回の床の空気層は10cmですが、本来は20cm取りたいところでした。マンションの天井の高さの関係で仕方なく10cmにせざるをえませんでした。

防音って、高音は割りとカンタンに防音できますが、低音や振動を防ぐのが本当に大変なんです><

ガンガン音楽を爆音で鳴らしている車って、ドアを閉めてるとほとんどベースやバスドラムの音しか聞こえませんよね。高音は車の壁でカットされますが、低音のドフッ、ドフッという音はカンタンに壁を通り抜けてしまうんです。

ロックウールを敷く

届いたロックウールを開封すると、下の画像のように感じになりました。

このロックウールの厚さが約5cm程なので、ちょうど2重に敷き詰めればぴったり10cmの隙間に入る太さになります。

ちなみにロックウールとは、玄武岩などを原料とし、それを高温で溶融して、遠心力で繊維にした人工繊維です。かなり細かい繊維なので、素手で触ったり肌に触れると、繊維が肌に入ってかゆくなるので注意してくださいね。もちろん人体に影響はありません。

ロックウールを並べる

ロックウールは画像では硬そうに見えますが、細かな繊維の塊なのでカッターナイフでカンタンにカットできます。どんな形にでも自由にカットすることが可能ですよ。

下の図のようにピッタリのサイズにカットできていますね!

ロックウールの敷き詰め完了!

無事、一面にロックウールを敷き詰めることができました。そして、その上にパーチクルボードをかぶせることができるように板を置き、防振ゴムも敷きました。

※画像では壁も出来上がっていますが、画像は壁が出来上がった後で撮影したので、本来はこの地点では壁はできていません。

床が完成!

パーチクルボードを仮置きして、その上で飛んでみてもびくともしない安定感だったので、パーチクルボードをしっかりとシリコンで固定します。

釘を使うと振動が伝わりやすくなるので、できるだけ釘は使わないようにしました。

固定したのが下記の画像です。ようやく床っぽくなりましたね笑

安定感のある、しっかりとした土台が完成しました。

まとめ

今回の作業は、1人だったので大体4日ほどかかりました。

初めてだったのでちょっと時間がかかりましたが、慣れた人だったら、おそらく一人でも2日ほどの作業ではないかなと思います。

次の「防音室を作ってみる 自作編④」は、壁と天井の制作に入っていきます。

防音室を作ってみる 自作編④ 骨組みを作る へ行く

data-matched-content-rows-num="3" data-matched-content-columns-num="3"