防音室を作ってみる② 設計する

自作編①でおおよその方向性が決まり、材料が決まりました。

今回から、実製作に入ってきます。

今回は、こちらの方で防音の基礎知識を頭の片隅にいれてもらった方がより理解が深まると思います。

設計が完成!実際の構造を公開

ショールームでしっかりと防音室の断面図と、板の組み方の基礎を勉強してきたので、入念にプランを考えます。

この設計図をがあまりにも参考になりました。

今回は、遮音材のつなぎ目はシリコンでしっかり穴埋めするので、一回失敗したら修正があまりにも大掛かりになってしまいます。

なので、致命的なミスがないようにしっかりと設計しましたよ。

横から見た防音室(断面図)

こだわった点① 遮音する! 2重壁&2重床

今回の防音プランを、図で詳しく説明して行きます。

まず、遮音します。

遮音とは、防音室の中で鳴った音が、防音室の外に漏れないようにしっかりと壁をつくっていく作業のことです。

厚ければ厚いほどいいですね!今回の遮音は、上の画像のようにしています。

石膏ボードで内壁と外壁をつくり2重壁&2重床にします。

そしてさらに、内側の石膏ボードを強化するために、ケイカル版でも1つ層をつくってより遮音性能を高めます。

これでかなり音が外に逃げにくい仕組みができると思います。


こだわった点② 吸音する! 空気層と吸音材

次に吸音です。

吸音とは、遮音材で内側に跳ね返った音が、中で何度も反響してより大きな音になってしまわないように、反射した音を吸収してあげることを言います。

もし吸音をしなかったら、、、お風呂場にいるようなものだと思ってください。お風呂場で歌ったら、小さな声でも外まで聞こえますよね。あれは、音がお風呂の内側で何度も反響して、音の力が増幅されてしまっているからなんです。

その反響音を抑えるのが吸音材なんですね。

なので、遮音と吸音はワンセットでようやく防音できると思ってください。

さて、今回の防音室の吸音ですが、石膏ボードと石膏ボードの2重壁の間に、やや大きめの空気層を作ってあげました。空気層といっても、ただの何も無い隙間ですけどね笑

これは吸音の中でも、より低音を吸収できるようにするためです。

実は防音って、高音は簡単に防げますが、低音はなかなか防音できないんです。低音になればなるほど、大掛かりで費用がかかります。

その低音は、この間の空気層が広ければ広いほど、低音を防ぎやすくなります。

できれば25cm以上空気層を取りたいところだったのですが、部屋の大きさの関係上、今回は低音が行きやすい床を20cm、横壁と天井を10cmの層に設計しました。

そして、その空気層にロックウールと言われる吸音材を詰めて行きます。

2重壁の中で反響してしまった音を、このロックウールがガッツリと吸収してくれます。

上から見た防音室

こだわった点③ 美しい反響音にする! 壁は直角を避ける

部屋の中に部屋を作る、いわゆるルームインルーム型です。

上の画像では、右側に防音室がありますね。

今回は、中で音が乱反射できるよう、壁を一面だけ斜めにしています。

もし、部屋が正方形、長方形だったら、反響しあった音同士が真正面で何度もぶつかってしまうことになります。そうなると、、、反響した音がフランジャーがかかったのような音が2重にびぃぃぃ~んといった気持ち悪い音になってしまいます。

たとえば、地下道とかで手をたたいたり話したら、気持ち悪い響きになることがありますよね。あれは、地下の壁同士が並行に続いているので、長方形の部屋にいるのと同じだからなんです。

美しい綺麗な反響音にするには、部屋をできるだけ正方形や長方形から遠い形にしなければなりません。

でも、防音室の形がいびつになればなるほど工事が大変になるので、素人の私にはむずかしいです><

今回の一面だけ斜めにするのが限界です。

まとめ

これが、今回の防音室が、キッチリ防音できるようにした設計です。

しっかり働いてくれることを祈ります!

本当は、今回から実製作に入ろうと思っていたのですが、、、製作は第3回からになりました><

実際、防音性能がどれほどのものになっていくのか、途中でどれだけ防音効果があるのかを逐一確認しながら製作して行きます。

そしてその音もしっかり録ったので公開して行きますよ。

かなり実践的な内容になると思います。

最後に、今回勉強した防音の知識をまとめたページをリンクしておきますね。

防音室を作ってみる 自作編③ 制作スタート へ