ミックス師に喜ばれる依頼データってどんなの?

人と一緒に音楽をするということは、人と人のつながりになるので、やはりお互い気持ちよく音楽をしたいですよね!

ここでは、ミックス師さんにミックスを依頼する際の注意点をまとめておきます。

まず、このミックス作業というもにのは、忘れてはならない1つの前提があります。

「歌い手さん」が「ミックス師さん」にミックスを依頼する場合、どちらにメリットがあるかといえば、、、ほとんどの場合、やはり圧倒的に歌い手さんにあります。

なので、できるだけミックス師さんの作業負担を減らせるデータにしてあげてほしいんです。

これができてれば、きっと次も快く引き受けてくれるはず、、、です笑

これは歌い手にとって1つのマナーになっているので、キッチリできるようになっておきましょう!

どんなデータを提出するの?

まずは、ミックス師に提出するデータの種類を確認しましょう。

基本的には下記の3つです。

  1. カラオケデータ
  2. 歌データ
  3. コーラスデータ

コーラスは無ければ、無しで大丈夫です。最低限は「歌」のデータと「カラオケ」のデータです。他にナレーションとか特殊なものがあれば一緒に送っておきましょう。

ミックス師の作業負担を減らせるデータとは?

ミックス師さんが喜ぶデータとは、ミックス時の作業を減らすことができるデータのことです。

この4つを意識すれば、きっと気持ちよく作業をしてくれるはずです。

  1. 頭だしができている
  2. ノイズが少ない
  3. オーディオフォーマットが高音質
  4. 歌のテイクが良い

気をつけていばそれほど大変な作業ではないので、1つづつ詳しくみていきましょう!

①頭だしができている

頭だしとは、カラオケに対して、録音した歌の位置をぴったり合わせる作業のことです。

前奏や歌の入ってない空白の部分全て含めて、1本のデータにしてしまうんですね。

これにより、人に渡しても「カラオケデータ」と「ボーカルトラック」を録音した通りにぴったりと合ったデータをつくることができます。

言葉ではちょっとわかりづらいので、図に描いて説明して行きますね。

AメロやBメロなど、部分ごとにレコーディングする人が多いので、歌を録り終わったらこの画像のような形で、断片的に音が入っていると思います。

しかも、waveファイルだけでみると、こんな感じですごい数になっていることもよくあります。

もし、できあがった断片的なwaveファイルをそのままミックス師さんに渡すと、ミックス師は、ミックスの前にそのデータを並び替えをする作業から始めなければなりませんね

この作業って、その曲を知らない人だったら歌詞を調べたり、曲を何回も聞いたりしないといけないので、実はかなり大変な作業なんです。

この作業を減らすために歌い手が行う作業を「頭だし」といいます。

下記のようなデータになれば、渡したwaveデータをミックスソフトに読み込んだ際、ボーカルやコーラスの位置が最初から合っているデータになるんですね。

この頭だしをして、ミックス師さんの負担を減らしてあげましょう!

頭だしボーカルデータのつくりかた

カラオケデータの開始タイミングと、歌の開始タイミングを合わせたデータをつくるには、ボーカルトラックのみ鳴る状態(ソロ)にして、waveの書き出し作業を行います。

その際、waveの書き出し範囲をカラオケデータデータと同じにしておいてくださいね

そうすると、ボーカルトラックだけが一本のwaveになったデータが出来上がります。

えっ!でも、それだったら前奏や間奏とか、歌の間に空白ができてしまうのでは、、と言う方もいますが、、、全然OKです!

それがよいのです!気にせず1本のデータ化をして下さい。

もし、ボーカルテイクを複数ある場合は、その数だけのデータを作成してくださいね。

コーラスも同じ要領です。

その際は、リバーブ(エコー)やコンプレッサーなどのエフェクトは必ず切っておいてくださいね。


②ノイズが少ない

ノイズはできるだけ入らないように気をつけましょう!

ノイズが入っていると、ミックス師さんは最初にノイズ除去の作業からはいらなければならないので、負担が増えてしまいます。

またノイズがはいっていればその分クオリティが下がるので、ミックス師さんがネットでたたかれてしまうこともよくあります><

ノイズを出来るだけ防ぐには、こういった方法があります。

  • ポップガードは必ず使う
  • 窓を閉めたり、エアコンや扇風機を止めて余計な音が入らないようにする
  • オーディオインターフェースやマイクを、パソコンから遠ざける

特にポップガードがないというのは致命的になりかねないので、できるだけクリアな音質になるように心がけてくださいね。

③オーディオフォーマットが高音質

各ボーカルトラックのフォーマットが高音質なら、もちろんミックスの精度があがります。

CDの音質が16bit&44000hzなので、このあたりが最低ラインと考えてください。

ボーカルトラックを1本に書き出しをする際、ファイルネーム等を決める画面の時にフォーマットを選択することが出来るので、「wave」もくは「aiff」のどちらかを選んで、「16bit」と「44000hz」を選んであげましょう。

ソフトによって違いますが、このように選択する画面が出てきます。

間違ってもmp3で渡してはいけませんよ。

たまにmp3でデータをもらうことがあるのですが、音のことを全然わかっていないというイメージをもたれてしまいます。

そうなるとミックス師さんとの信頼関係も壊れてしまいかねませんね><

あと、フォーマットや音質で大事なことがあります。

カラオケは、ボカロPが正式に配布しているものを渡して下さい。

正式配布のものは、必ず16bit&44000hz以上の音質になっています。

youtubeやニコカラなどでダウンロードしたデータが過去に多々ありました。youtubeやニコカラなどのデータは、正式に配布しているものに比べかなり音質劣化をしているものが多いです。

これではミックスの質が下がるだけでなく、ミックス師の負担も大幅に増えてしまいます。

④歌のテイクが良い

これは歌い手の技術にもよってしまうのですが、とても上手な歌なら、ミックス師さんも作業がとてもノります!

作業がノるということは気持ち的な負担も減りますね。

評価の高い歌い手のミックスをするということは、ミックス師さんにとってもひとつのステータスになるので、きっと喜ばれるはずです。

なので、誰が聞いてもすばらしいテイク、、、は、なかなか簡単には歌えないと思うので、自分が今できる限りの最高のテイクを録って渡すようにしましょう。

気持ちの入ったテイクは、きっとミックス師さんの心も動かすことが出来るはずです。

良い仕事をしてもらうには?

もしミックス師さんがOKだったら、歌のトラックは複数テイク渡しましょう!

1トラックだけでは、歌い手の魅力をすべて伝えきることはやはり難しいです。

多少腕のあるミックス師さんだったら、テンションマックス上げバージョンとか、ちょっと感情出しすぎバージョンとか色んなテイクを渡せば一曲として最高の作品に仕上げてくれる、、、はずです!

本来のレコーディングとは、何百という断片的なテイクから、良いデータをつなぎ合わせて1つのOKボーカルテイクを作ります。

また、1つのボーカルトラックに聞こえても、実は3本のボーカルテイクを同時に鳴らしていたり、ミックステクニックを駆使するにはとにかくテイクがたくさん必要なのです。

なので、経験があるミックス師さんであればあるほどテイクを欲しがりますし、複数テイクがたくさんあるという状態が当たり前なんです。

僕はどちらかというと、レコーディングでは歌い手にかなりたくさんのテイクを歌ってもらう方です。

いいものが録れなければ、Aメロだけでも30テイク以上録るなんてザラです。

でも、その30テイクの中でも部分部分すばらしいものが含まれているので、膨大な土壌の中からダイヤモンドの原石を探してつなげていくのですね。

なので、もしミックス師がんがたくさんテイクを欲しがってくれるのでしたら出来るだけ多くのトラックを渡してあげましょう。

これが僕のボーカルトラックのつなぎ合わせた画面です。

一番上のトラックに、細かくつなぎ合わせたボーカルトラックがあります。

良い関係を築こう!

やはり人と人のつながりです。挨拶やお礼は基本中の基本となります。

もちろんほぼ全員できているとは思いますが、意外に報告は出来ていない人も多いです。

動画がアップできたら、アップしましたとの連絡をしたり、その動画に関する動きがあれば、それもきっちり報告もしてあげましょう。

自分がミックスした作品が気がついていたらネットにアップされて結構時間が経っていた、、、となったらミックス師さんは寂しい思いをする人もたまにいらっしゃいます。

一度、最悪なケースがありました。

突然スカイプで挨拶も無くwaveファイル一式を送ってきて、一週間後に「まだですか?」と聞いてきた歌い手がいました。

そんな人のミックスなんてする気も起きませんね。

今まで歌ってみたに関わって長いですが、初めて嫌な気持ちになりました。

データを作る際のマナーももちろんですが、音楽のつながりと同時に、人のつながりというのも力を入れていきましょう!

ミックス師さんとはよい関係を築いてくださいね。