巷では、ケーブルを変えると音が太くなるとか、高音がよりハッキリするとか言われています。
ですがマイクの性質上、マイクケーブルそのものが音質を向上させてくれるということはありません。
元の電気信号より音が良くなるということは理論上ありえません。
では、高級マイクなんて必要ないんじゃないの???って思う人もいるかもしれません。
いやいや、そんな事はないのです!
ケーブルの質はとても重要です!!
高性能マイクケーブルを使う意味をまとめて行きますね。
マイクケーブルで音質をアップさせるには?
ケーブルの性質を考える
先程言ったように、マイクケーブルそのものは音を太くしてくれません。
では、何のために高性能ケーブルが存在するのでしょうか?
それは、ケーブルというものの性質によります。
空気中を伝わる音は、マイクから入って電気信号になりマイクケーブルの中を伝っていくのですが、ケーブルを通っている間にノイズが入ったり音の電気信号そのものが劣化したり、その経路が長ければ長いほど悪影響を受け、元の音からかけ離れて行きます。
安いマイクを買った時、一緒についてきたケーブルを使うとノイズが「サーーー」って入ってたりしますよね。アレはマイクではなくケーブルが原因になっていることが多いんです。
でも、ノイズ対策が入った高性能なケーブルを使うと、その「サーーー」って言う音はかなり少なくなったりします。
なので、より音質劣化に工夫を凝らしたケーブルを使うと、その劣化や悪化を可能な限り抑えてくれます。
例えば、高音が劣化しやすい安いケーブルを使っていた場合、高性能ケーブルに替えると、劣化した高音部分がはっきりクリアとなって聞こえるわけなんです。
ケーブルを使うと音が良くなるわけではなく、より元の音をしっかりとクリアに伝えてくれると言うことなんです。
100点の機材があっても、ケーブルによって70点の音しか出せなかったらもったいないですよね。
100点の音を、より100点に近い音のまま次の機材に伝えることがケーブルの使命なのです。
このような理由で、マイクケーブを変えると劇的に音質が良くなることがあります。
機材の組み合わせでより性能を発揮させる
例えば、あなたがマイクを良いものに変えたり、マイクプリアンプを良いものに変えたとしましょう。
きっと、新しい機材の性能に驚いていることと思いいます。
ですが、マイクケーブが初級・中級者用のままだったら、その機材のパフォーマンスは最大限引き出せてはいないかもしれません。
せっかく高いコンデンサーマイクにしたのに、良いマイクケーブルを使っていなくてノイズが入ってしまい、マイクの性能を100%引き出せていない、なんていう状況になれば悲しすぎますよね。
機材とは、それ単体でベストパフォーマンスが出せるわけではありません。
接続する機材の相性などを考え、ベストな機材を選択してくださいね。
そのために、このあと紹介する「上級者向けケーブル」が存在しています。
オススメマイクケーブル(XLR接続)
ここでは、すばらしい機材の音をよりクリアに伝えていけるケーブルを紹介して行きます。
良いマイクの性能をダイレクトに伝えることが出来ているか不安な時は、このあたりのケーブルを使えば問題ありません。
BELDEN 8423が良いと言われる理由
プロからも厚い信頼度を誇るBELDENのケーブル。これのメーカーを使っているだけで上級者という雰囲気を出すことができます。
バランス転送専用ケーブルなので、XLR接続には最適です。
耳に相当長けた人でも、「何万もするマイクケーブルよりも、こっちの方が断然いい」と言う方が多いほど優秀なケーブルです。
歌ってみたでは、これが到達地点と言っても良いレベルのケーブルです。
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