オーディオインターフェースは、上を目指せばキリがありません。でも、少しでも納得のいく良い機材を選びたいですよね。
ここでは、上級者がオーディオインターフェースを選ぶポイントをまとめました。
高性能オーディオインターフェースのすごさを知る
音質の全てを左右するといっても過言ではないオーディオインターフェース。
これが良くないとミックスの精度があがりませんね。
ミックスの修正点や改善点がしっかりとわかるのが優秀なオーディオインターフェースです。
ハイエンド機器の違いはここを見る!
それでは、ハイエンド機器で確認すべき項目はたくさんあります。
最低限抑えておかなければならないところはこの3つです。
音の分離感
10万を超えるオーディオインターフェースを見ると、カタログではほぼ全ての機種が24bit/192kHz対応となっています。これは現行の機種ではほぼ最高スペックですね。
では、24bit/192kHz対応の機種はすべて同じ音質なのでしょうか?
実は、全然違います。
オーディオ機器は、その内部に使われている電子部品の品質により、原音の再現率がかわってきます。部品により発生するノイズによって原音に不必要な音が混ざってしまうのですね。
なのでノイズの発生が少ない良質な部品を使っていると、原音が忠実に再現され楽器個々の音がくっきりとします。音と音の微妙な重なり具合や、空間具合などの奥行きなどが、よりはっきりとわかります。
そうなるとミックスなど完成度が格段に上がりますね!
この分離感は、実際に音を聴いてみないとわからないので、楽器屋さんなどで試聴させてもらって判断するのが良いでしょう。
レイテンシー
どんなに頑張っても、デジタル処理が行われる以上0にはならないレイテンシー。
ハイエンド機器ではこのレイテンシーを抑える技術が集約されているので、どれだけ小さくできるかは性能の1つの目安になります。
入出力数
システムが大きくなれば大きくなるほど、入出力数が重要になってきます。
5.1chの需要が増えてきているので、2cnステレオに比べればそれだけで3倍必要になりますね。
オススメ オーディオインターフェース
- 入出力 :30ch 入力/30ch 出力
- ファンタム:対応
- 音質 :24bit/192 kHz 対応
- 質量 :3kg
- 付属ソフト:TotalMix FX
- 接続端子 :USB、またはFireWire(400/800)
RME Fireface 802 が良いといわれている理由
2004年に発売されたRMEの名機、FireFace800の後継機です。音質はFireFace800をさらに進化させたと言って良いでしょう。
私自身もFireFace800を使っていますが、15年経った今でもこれに勝るオーディオインターフェースに出会えていません。聴いた瞬間にわかる「しっかりした音」が特徴で、特に中音域あたりの音の分離感はこの機種でしか実現できないでしょう。
音が分離して聞こえるので、ミックス時は音の細かな修正点もすぐに発見できます。
個人的にはこの機種を一番にオススメします。